きょうだい児はどんな気持ちを抱えやすいのでしょうか
発達に特性のあるお子さまのきょうだいは、自分のことを後回しにしてしまったり、親に甘えたい気持ちを言い出しにくかったりする場合があるという考え方があります。きょうだい自身が年齢の割にしっかりして見えても、内側では我慢や気遣いを重ねていることが少なくないためです。
きょうだい児は、保護者の関心や時間が特性のあるお子さまに向きやすいことを、子どもながらに感じ取っている場合があります。
「自分も見てほしい」という気持ちを、わざと困らせるような行動で表すこともあれば、反対に「手のかからないいい子」であろうとする形で表れることもあるようです。
友人に家庭の事情を話しにくく感じたり、きょうだいの行動を周囲に説明する役割を自分から担おうとしたりすることもあります。こうした気持ちは、本人も言葉にしづらいことが多いため、周囲が気づきにくい場合があります。
家庭でできる、きょうだい児への関わり方とは
きょうだい児との時間を短くてもよいので特別に確保することや、その子自身の話にじっくり耳を傾けることが、安心感につながるという考え方があります。「あなたのための時間」と伝わる関わりが助けになる場合があります。
よくあるご相談の一例として、下の子に手がかかり、上の子と二人きりで出かける時間がなかなか取れない、という声があります。
そうした場合、15分程度の短い時間であっても、きょうだい児だけと一緒に過ごす時間を意識的につくる、学校での出来事を聞く時間を持つ、といった工夫が助けになる場合があるようです。
また、きょうだい児にも「特性のあるお子さまにはその子なりの理由がある」ということを、年齢に合わせた言葉で少しずつ伝えておくと、きょうだい児自身が状況を理解しやすくなることもあります。無理に説明や我慢を求めるのではなく、分かる範囲で共有していく姿勢が大切にされています。
保護者ご自身が疲れを感じたとき、どこに相談できるのでしょうか
保護者ご自身の心身の疲れも、ご家族全体を支えるうえで大切にしてよいものだという考え方があります。お住まいの自治体の子育て相談窓口や、利用している事業所の職員、相談支援専門員などが相談先の一つになります。
札幌市子ども発達支援総合センターなど、地域の相談機関に問い合わせる方法があります。
利用中の放課後等デイサービスや児童発達支援の職員に、送迎時や面談の際に気持ちを話してみる方法もあります。
相談支援専門員(福祉サービスの利用計画を一緒に考える専門職です)に、お子さまのことだけでなく、きょうだい児や保護者ご自身のことも含めてご家族全体の困りごととして相談することもできます。
どこに相談すればよいか分からない場合も、まずはお住まいの市区町村の窓口に聞いてみることが一つの手がかりになります。制度や窓口の名称は自治体によって異なりますので、詳しくはお住まいの自治体の窓口や相談支援専門員にご確認ください。
放課後等デイサービスは、ご家族全体の支えになれるのでしょうか
放課後等デイサービスは、お子さま本人への支援だけでなく、送迎時の会話や面談を通じて、ご家族全体の様子に目を向ける場にもなり得ると考えられています。きょうだい児のことや保護者ご自身の疲れについても、話してよい場として位置づけられている場合があります。
Cocoaでは、お子さまを変えようとする前に、まずそのお子さまを知り、理解しようとすることを大切にしています。困った行動にはその子なりの理由があるという見方を、きょうだい児やご家族の状況にも広げて考えるようにしています。
2026年10月時点でも、送迎や面談の短い時間の中で、保護者の方から実はきょうだいのことで気になっていることがある、というお話をいただくことがあります。
ご家族の中で起きていることを、一人で抱え込まずに共有していただける場として、事業所を役立てていただければと考えています。見学やご相談は随時お受けしておりますので、気になることがあれば、お気軽にお電話(011-826-3855/平日9:00〜18:00)またはお問い合わせフォームよりご連絡ください。